私的整理の主なメリットは、債務者企業の信用力・イメージ低下を避けながら、従前どおり周囲との取引関係を継続しながら事業を再生できることにあります。
つまり、民事再生や会社更生といった法的整理手続の場合には、倒産のレッテルが貼られ、信用力・イメージが大幅にダウンし、事業基盤が大きく揺らいでしまうことが予想されます。
商品納入業者から納入を拒まれたり、現金払いを求められたり、あるいは一般消費者もその企業に対して悪いイメージを抱き商品購入から遠ざかってしまうというおそれもあるでしょう。
このような場合には、結果として事業が成り立たなくなってしまい、再生に支障を来してしまいます。
このような法的手続きのデメリットに比べれば、イメージ低下を避けながら再生できるという私的整理には大変大きいメリットがあるといえます。


